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« 日本アカデミー賞は何故子役に賞を与えるのか、ということ。儲かりゃいいのか? | トップページ | 「ソーシャルネイティブ」ったって、問題はそいつらの世界性なのだ »

2011年2月23日 (水)

こんな講座のある今の大学生がうらやましい

 いやあ大学の先生っていいな、というのが最初の感想。だって、この本の半分は学生が書いた文章(黒田先生の言い方では「日常文」)なのだ。

『大学生からの文章表現 無難で退屈な日本語から卒業する』(黒田龍之助著/ちくま新書/2011年2月10日刊)

 でも、本書による印税を受け取るのは黒田先生だけなのだ(多分)。でも学生に優しい黒田先生だもの、多分採用して本書に使った学生の論文相当の御馳走はしているんだろうな。という、勝手な憶測だけでもってこの論を始める。

 しかし、今の学生は羨ましいな。こんな楽しい講座があるんだものな。

 で、目次は以下の通り;

第1章 目標 どんな文章を書いたらいいのか

第2章 準備 もう小学生はないんだ!

第3章 形式 ワンパターンからの脱出

第4章 技術 ただ書けばいいってモンではない

第5章 内容 思ったことを素直に書かない

第6章 発展 チャーミングな文を目指して

第7章 特別編 最終課題に挑戦!

 黒田氏がこんな講座を始めたのは『退屈な文章を読まされることほどの苦痛はない。/だがわたしは、この苦痛に日々悩まされている」というところからの発想なのである。何故か、それはつまり小学生の時に出会った「作文」というやつと、中高でよく書かされた「小論文」というやつが問題なのである。『小学生は、先生から誉めてもらうことを目指して、作文を書く。/要するに「優等生」なのである。/優等生の文章は、正しくて真面目でさえあれば、それでいい。内容が立派なら、楽しくなくても許される。表現が稚拙で読み難くても、むしろ素朴だということでかえって歓迎される。/ということで、優等生は退屈極まりない文章を書く。読みやすさとか、楽しさとか、そういうメンドウなことはいっさい考えない。下手な挑戦をするよりも、真面目に書いておいたほうが無難なのだ』という態度が大学生になっても続いているということなのだ。

 ということで、「楽しい文章」を書きましょうというゼミが始まった。ということで、楽しい文章とはなんなのか、ということが学生が書いたエッセイを実例として語られるのである。

 ということで、ようするに学生が書いたエッセイを集めた本なのだが、そのエッセイが、読み進むとだんだんと「面白い文章」になってくるという実例面白エッセイの書き方、とでもいう本である。とにかく、「面白い文章」を書くというこの黒田ゼミの方向はいい。

 そして黒田氏の最後の結論は『日本語母語話者の大学生や社会人が、日本語を学びたければ、書くことを目指すのがいい。漢字の読み方とか、熟語の意味とか、そういうクイズ番組のような断片的知識をいくら蓄積したところで、日本語を知ったことにはならない』というものだが、これにはまったく賛成だ。

 それはこのブログでもそうであるし、要は、どれだけ沢山の人に読んでもらえるかなというのが、基本的にブログの立場である。その為には当然、自分のブログをどうやってプロモーションするかという問題もあるのだろうが、それ以上にどうやって自分のブログを人が読んで面白いものにするか、という大事なことがある。

 つまり、自分のブログをちゃんと毎日書き改め、毎日書いていくことでしかないんじゃないでしょうか。という単純な結論に行くのであります。そう毎日ね。

 まあ、そんなもんでしょう。

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