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2010年10月15日 (金)

『貧乏人は家を買え!』ウーム。で、先立つものは?

 刺激的なタイトルで思わず読んでしまった本。

『貧乏人は家を買え!』(加瀬恵子著/講談社BIZ/2010年10月6日刊)

「貧乏人は○○をしろ!」という言葉を聞くとと、つい「貧乏人は麦飯を食え!」といった池田勇人(古っ!)を思い出してしまう私です。

 しかし『「貧乏人タイプ」は真面目に一生懸命働き、ローン返済を終え、退職金を取り崩しながら年金生活を送ります。「資産家タイプ」はお金を不動産という器の中にストックしていますから、定年退職をしたら若い家族に引き継ぐ資産と、その管理をする生活が待っています。「代が替わって振り出しに戻る」ということがないのです』という著者のこ言葉はなるほどなと思わせるものがある。『私がこれまでの仕事を通じてみてきた限り、「家は一生に一度の買い物」「ローン返済のために定年まで頑張ろう」と意気込む人ほど、結果として、お金との縁が薄くなります』というまさに「貧乏は再生産される」という著者のテーゼは有益だ。

 キャッシュをキャッシュのままにしておくよりは、家というか不動産の形にしておくほうがよっぽど安全だという事実はそのとおりだろう。まあ、不動産価格というものも一定ではないし、値下がりもあるかもしれないが、株よりはよっぽど安定しているし、キャッシュで持っていてもそれが増えることはないのだから、安定した投資対象ということだろう。

 むしろ、これは今増えている「団塊世代」の資産の残し方というか、「団塊ジュニア」に如何にしてその資産を受け継がせるかということなのである。「既得権」のおかげで大きな退職金を受け取ることになる団塊の世代が、その受け取った退職金を株や投資信託などの金融資産として持つのか、あるいは不動産として持つのか、そのどちらが得かという問題である。これはなんとも言えないが、ひとつだけ言えることは、金融資産の場合一夜にして紙くずになる可能性があるということであり、不動産は革命でも起きない限りはゆるゆると価値が上下するということだろう。勿論、金融資産の場合は逆に一夜にして倍増することすらあるのに対して、不動産はそんな急激な価値の増加はない。

 まあ、しかし一番の心配事は「価値の下落」であるのだから、そうなるとおのずと結果はわかっていることになる。しかし、団塊の世代の(全体の)巨大な退職金がすべて不動産になってしまい、金融資産の方に行かなくなってしまうというのも、ちょっと問題だ。やはり不動産投資の方ばかりに向いてしまい、金融投資の方にも向いていかないと、わが国の企業の元気さを支えることができなくなってしまう。とは言うものの、こうしたタイトルの本が売れる(?)というのも、そうして不動産ばかり買う人がそう多くはないからだろう、とも考えられるわけで、私がそんなに気にすることでもないか。

 んじゃあ、どんどん不動産を買いましょう・・・と言ったって、先立つお金はどうするね。ねぇ。

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