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2010年10月20日 (水)

『15歳の寺子屋 ひとり』は吉本隆明がいいおじいちゃんということなのだろうか

 講談社の「15歳の寺子屋」シリーズもいよいよ10作目になって吉本隆明の登場だ。なにせ「前後の思想界の巨人」である。何を吉本が子どもたちに言うのかは興味がある。

『15歳の寺子屋 ひとり』(吉本隆明著/講談社/2010年10月18日刊)

 はじめはのっけから、第一時限で<個人幻想><対幻想><共同幻想>なんて言葉が出てきたから、こりゃ面白い話になるのだろうという期待を抱かせたのだけれども、実はそうでもなくって、割と「子ども」に分かりやすい言葉で語った本なのであった。

 内容を順番に言っておくと;

第一時限:ひとりっていうのは悪いものじゃないぜ

第二時限:才能って何だろう

第三時限:人生にどっちが正解ってことはないんだぜ

第四時限:特別授業

第五時限:恋愛って難しい

第六時限:大人になるってどういうこと?

 ということで、そこに書かれていることはあまり難しいことは書いていない。しかし、この15歳から18歳までの、要は高校生世代、は人生の中で一番吸収力のあり時代ある筈で、私もこの時期にサルトル、マルクス、エンゲルスなどを読んでその気になり、その後の大学生になって、モーリス・メルローポンティやロラン・バルトに進んだ過程がある

 つまり、15歳からの時代と言うのはもっともっと難しい本をどんどん読んでほしい年代であり、読んで理解できなくても理解した姿を装ってしまっていい時であり、その理解がその後になって分かったりするのである。と、いうことであれば<個人幻想><対幻想><共同幻想>とうことも、もちょっとしっかり解説してほしかった。そうすると、その<個人幻想><対幻想><共同幻想>という概念も、実はもっともっと分かりづらい概念なのだということが分かってくるのだ。

 まあ、おじいちゃんになってしまい、いまや「よしもとばななの父親」というスタンスの吉本隆明では、子どもたちにも話のわかるおじいちゃんでしかないのかもしれない。

 吉本隆明老いたり、と言っていいのかなぁ。

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