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« 「平成の琉球処分」を跳ね返すにはやはり「琉球独立」しかないだろう | トップページ | 「革命の街」だった新宿にいま吹く風は? »

2010年9月 2日 (木)

民主主義の行く末は衆愚民主主義ってことなの? そうなんだよな

 要はオランダの民主主義ってものがいかに素晴らしいかってことなんだけどね。要は、「バカ」に対しても民主主義をも認めるっていうことなんだけれども。

『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』(ウケ・ホーヘンダイク監督)

 このタイトルはアムステルダム国立美術館に対する「嫌味」である。何でか、というかアムステルダム美術館は今だに公開されていないからだ。本当はすでに公開されていた筈なんだけどね。

 2004年から2008年にかけて改修を考えていたオランダのアムステルダム国立美術館である。レンブラントなどの作品を収蔵してオランダの観光財源でもあるアムステルダム国立美術館が改修されることになってからが大騒動である。

 まず初めは地元のサイクリスト協会が言い始めた。えっサイクリストなんて歩行者に「すいませんすいません」と言いながら申し訳なさそうに歩道を走る連中(本当は自転車は車道を走るべきなのだ)なのかと思ってたら、彼の国では自転車乗りが歩行者より偉いみたいで、自転車が国立美術館の中を走れなくなってしまうということにたいして文句をつけるわけなのですね。まあ、美術館のなかを自転車で走れるということについてもビックリしてしまうのだけれども、それを既得権として主張する(それは「既得権」なのだから、当然と言えば当然なのだけれども)サイクリスト協会にもビックリというわけです。

 それに、様々な団体やら組織から反対意見が出される。どうも、「研究センター」と呼ばれるビルが新築されるのだけれども、それが標的になっているみたいだ。ビルの高さとかデザインとかいろいろ批判が集まってくる。

 最後は、改修・ビル工事の入札問題である。ここでも、入札問題で野党から政府は攻撃材料にされる。

 まあ、これらの反対運動は当たり前かもしれないが(どんな問題でも反対運動はあるのだから)、それにしてもオランダ政府の対応には解せないものがある。これが、日本政府だと、「もう決まったものは決まったものだ」という風に反対運動を押し切ってしまうものだが、オランダはそうはいかない。まさに民主主義の正当な適用例ですね、これは。

 でもその結果は、本来2008年に改修が終わる筈のアムステルダム国立美術館は2008年どころか、2013年に延長されてもなお、それは確定されていない。当初から担当していた館長はそれが嫌気に達してやめてしまう。「どうするアムステルダム国立美術館」である。しかし、どんなに時間がかかってもいいのだろう。それが「オランダ時間」ってものなのだろう。

 民主主義は「衆愚主義」であることはわかっているのだろう、この昔から民主主義の国では。当然、「衆愚」である民主主義には時間がかかることもわかっているのだろう。でも、そんな「衆愚民主主義」でも「民主主義」であるだけまだよいのであって、専制主義よりは良いのだ。

 つまり、我々も「民主主義には時間がかかる」ということと「民主主義は衆愚政治である」という二つのことをわからなければいけないのだろう。

 ホントに民主主義ってのは「バカ」を相手にしなければいけないものなのだ。

 渋谷ユーロスペースで公開中。詳しくは、上の絵をクリックしてね。

 

 

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