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2010年8月29日 (日)

恵比寿と銀座、ふたつの写真展めぐり

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EPSON RD1s+Summicron 35mm (c)Onodera Yuki, (c)木村伊兵衛, (c)tsunoken

 まずは恵比寿の東京都写真美術館へ『社団法人 日本写真家協会創立60周年記念写真展「おんな」立ち止まらない女性たち 1945-2010』という写真展を今日(8月29日)まで開催中だ。

 1945年の敗戦から(正確にいうとそのちょっと前の広島の原爆投下直後から)2010年までの65年間の日本の女性たちの姿を210点の写真で追っている。一般に写真には女性写真が多い。だいたいヌードなんてそのほとんどが女性であり、男性ヌードというとだいたい性同一性障害の男性だったりなど、ジェンダー問題ありの写真である。何故か、簡単に言ってしまうと、フォトグラファーは圧倒的に男性が多いから・・・と言ってしまえば、身も蓋もないと言フォトわれそうだが、でも第一にはそんなところが理由だろう。最近になって女性フォトグラファーが増えてきて、実際その人たちが撮影する写真は明らかにそれまでの女性写真・男性写真と異なる視点が見てとれる。

 もうひとつは、戦後、殆ど廃墟と化してしまったこの日本をここまで発展させてきて、更には発展しすぎて再度滅びの時を迎えるのではないか、という戦後日本を支えてきたのは、戦中に「銃後を支えてきた」女性たちの力なのだ、ということであろう。

 結局、若松孝二じゃないけど「女がいなければこの国はやっていけない」のだ。戦後いち早く起こった内灘闘争でも一番目立ったのは農家の若い主婦たちだったし、60年安保と言えばやはり樺美智子さんの遺影だろうし、成田闘争と言えば今度は「かあちゃん、ばあちゃん」になった農家の主婦である。勿論、そうした闘争ばかりでなく、生産の現場を裏から支えたのも、女性たちの「内職」によるものだ。そうした「内職」が日本の低価格輸出商品を生み出し、戦後日本を世界中に誇れる経済大国にしたのである。表側では朝鮮戦争やら、護衛船団式日本経済というものはあって、それらは男の世界であろうけれども、それを裏で支えた女性労働の存在を忘れてはならない。

 その結果の経済大国化であり、しかしその経済の崩壊である。その経済崩壊後の日本では逆に女性たちが元気である。アラフォーだったり、高齢独身だったり、若干、ツラい部分も抱え込みながら、しかししたたかに生きている女性たち。

 ポスターに使われているのは木村伊兵衛氏の秋田に取材をした写真から「農家の娘」という、健康的でちょっと恥じらった若い娘の写真である。なんか、「こんな娘がいてくれたらなあ」という写真展キューレーターの思いが表れているようなポスターである。

 ちなみに私が生まれた1951年の写真は三越デパートの女性従業員のストライキであった。

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EPSON RD1s+Summicron 35mm (c)tsunoken

 次に銀座に移動して4丁目の三愛ドリームセンター8階にあるRICOH RING CUBEにて開催中の(これも8月29日まで)『銀座鉄道』展へ。

「銀座鉄道」というタイトルからして、昔銀座を走っていた市電とか都電、地下鉄銀座線、丸ノ内線、日比谷線といった「銀座を走っている鉄道写真」の展覧会かと思ったら、全然そうじゃなくて、「銀座でやる色々な鉄道の写真展」なのだった。『「走る」「停まる」「渡る」など様々な鉄道情景を写真で典次。広田泉氏の他、鉄道写真ファンのフレッシュな作品も展示。館内には鉄道模型など、大人だけではなく小さなお子様も楽しめる仕掛けを用意しましたので、どうぞお楽しみください。』というポストカードの通り、夏休みのお子様向け(でもある)の展示である。

 鉄道や駅にまつわる色々な写真をお楽しみなのだが、テーマも特に定めていなくて、私にはあまり興味が持てない写真展ではあった。まあ、勝手な思い込みをしていた私がバカだったんだけどね。

 ちょっと残念。

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