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2010年7月23日 (金)

ヤマザキマリさんの面白い本がいっぱい出てきたぞ

 とうことで、ここで紹介するのは

『イタリア家族 風林火山』(ヤマザキマリ著/ぶんか社/2010年7月10日刊)なのだが、

 同時に、こんなのも出ているので一緒に紹介、

『涼子さんの言うことには』(ヤマザキマリ著/講談社/2010年7月13日刊)

 で、面白いのかというと、これが「ウムム」なのですね。こういうのが好きな人にはドンはまりなのだろうけど、私の場合何しろ『テルマエロマエ』が最初だったもので、やはりヤマザキマリには「ギャグ」を求めてしまうのですよ。

 しかし、本当はヤマザキマリ氏というのは、本質的には「ギャグ作家」ではなくて、こうした「エッセイ漫画家」なのかもしれない。上記の2作品は両方ともそうした「エッセイ漫画」なのである。こうした「エッセイ漫画」というものに対して、あまり耐性を持ていない私のような人間にとっては「何か最後の<オチ>があるよな」という期待に添えない作家は面白くない、ということになってしまうのだけれども、それはそれで面白いと感じる人たちにとっては、これはこれでいい心持ちの作品なのだろう。

 実際、『涼子さんの言うところには』は、ヤマザキマリ氏が中学生でヨーロッパ旅行に行った時の話がメイン・イベントであり、そこで出会ったマルコという老人(失礼)との出会いがその後の彼女の運命を変える(?)きっかけになった事柄であるのは、その後のエッセイ漫画を読んでみるとよくわかる。

『涼子さん・・・』ではマルコの孫としてマティアという名前で登場してきた少年が、実は『イタリア家族』ではベッピーノというヤマザキマリ氏の夫だったり、『涼子さん・・・』ではそのベッピーノ(マティア)の母親がまあそこそこ綺麗に描かれているんだけれども、『イタリア家族』になってしまうと、完全に「イタリアのお姑さん」になってしまっていて、あとは単に自分の息子に対して恋人気分になってしまう典型的子離れのできない「イタリアのお母さん」と言う風に、造形的にもなってしまうである。

 まあ、いまのところそのベッピーノ(?)に対して不満は出ていないようなので(というか普通の不満は出ています)、まず安心かな。これからもエッセイ漫画を幸せな状況で描けるのかな、という感じでは楽しめるのだけれども、ギャグの方はどうなんだギャグは。

 私のような、ヤマザキマリ氏が「ギャグ漫画家」だと思っている人たちには、どうするつもりなんだろう。『涼子さん・・・』のあとがきで、「(テルマエロマエのおかげで)津波にのまれて溺死寸前・・・・」と書いたヤマザキ氏である。

 まあ、溺死はしないようにして、できれば「ギャグ漫画」を描き続けてほしい。

 でもまあ、あまり無理しなくてもいいからね。エッセイ漫画でも描きながら、気が向いたらギャグもね。という私は優しいでしょう。

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