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2010年7月 4日 (日)

小学生の塾通いは「鉄分」醸成に役立つ

 7月1日に『滝山コミューン』(原武史著)について書いた際に滝山団地を見に行ったのだが、その時滝山団地のそばの書店で買った『団地の時代』について書く。

『団地の時代』(原武史・重松清著/新潮新書/2010年5月25日刊)

http://www.amazon.co.jp/%E5%9B%A3%E5%9C%B0%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E9%81%B8%E6%9B%B8-%E5%8E%9F-%E6%AD%A6%E5%8F%B2/dp/4106036576/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1278235519&sr=1-1

 作家の重松清氏はまず最初に原武史氏の「鉄道ヲタク」ぶりについて書き、そこからこの対論がスタートする。原氏は『鉄道ひとつばなし』(講談社現代新書)などの鉄道関連本も出していて、私も原氏は政治学者だという認識の前に「鉄ちゃん」という認識があった。

 滝山団地から中野にある四谷大塚に通っていた小学生時代の原武史少年は、JR最寄駅の武蔵小金井から中央線で中野に通う際、普通なら三鷹で特別快速に乗り換えるだろうに、わざわざ立川までいったん戻って、そこから中野まで特別快速に乗っていたというのだ。当時、特別快速には冷房車が設置されていて、立川から乗る方が冷房車に長く乗れるというのが、その理由だと言うのだが。更には、新宿まで行って当時まだ僅かに残っていた、電気機関車が引っ張っていた客車にわざわざ乗ってきたり・・・。

 実は、我が愚息も小学生の時に塾に通っていたのだが、当時住んでいたところの最寄り駅、巣鴨から日本橋浜町にある塾まで通うのに、普通に地下鉄三田線で神保町乗り換え、新宿線に乗れば良いものを、わざわざ当時開通したばかりの都営大江戸線に乗って帰ってきたりしていた。

 何故か考えてみた。多分、公立小学校に通う小学生にとっては、こうした「塾に通う」という経験は、生まれて初めて親から離れて自由に公共交通手段を使用して「どこかに行く」という経験なのだ。子供たちにとっては、最初は親の手を離れずに徒歩圏内での移動から始まって、自転車を獲得して多少自由を手に入れることになり、そして次の段階が公共交通手段を使用して、なおかつ、親から離れてどこかに行くという、更なる自由を手に入れるのである。

 うれしいのであろう。それが、決められたルートに寄らずとも、いろいろな方法で塾から家へ帰れるという方法の発見なのである。それが、子供たちを「鉄道趣味」に走らせる原因になる。

 つまり、小学生の塾通いは「鉄オタ」を養成するのである。

 で、『団地の時代』であるが、そうして「鉄」の話からスタートした団地話は、最後は原氏の「団地が持っていた価値というものを見直すんだったら、同時に鉄道が持っている価値をも見直さなければならなくなる」という「鉄」の話で終わるのであった。

 って、『団地の時代』にはまったく触れていないが・・・まあ、いいか。

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