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2010年6月 5日 (土)

「就活」もいい加減やめれば・・・って誰が言うのかなあ?

 6/3のブログでブラック企業のことを書いたが、その際に企業が新卒採用ばっかりしていることが、ブラック企業(職場)がはびこる原因であるかのようなことが書かれていたので気になって、今度は採用についての本を探した。ということで、同じ光文社新書を買い求めた。

『就活のバカヤロー』(石渡嶺司・大沢仁/光文社新書/2008年11月20日刊)である。だがしかし、やんぬるかな、その本がでる2か月前にリーマン・ショックがあって、まあ、ぎりぎり2008年の就活は既にほとんど終わってた時期ではあるが、その次の年からは完全に「買い手市場」の就活に変わってしまった。つまり、この本はまだ比較的学生に有利な「売り手市場」がまだ残っていた時期に書かれた、というホンのタッチの差でもって「過去の本」になってしまったのである。まあ、その辺が「電子書籍」ではないツラさなのであるが。それは本稿のテーマではない。

 しかし、この本のサブタイトルに書かれてるような「企業・大学・学生が演じる茶番劇」という状況は今でも変わっていないし、むしろ「買い手市場」の中でそのような「茶番」は更に深く進行しているといっていいだろう。カバー折り返しの惹句に言う<就職活動(通称「就活」)をテーマに、企業の人事や大学の教職員、就活中の大学生らに徹底取材したあと、腹の底から出てきたのがこのひと言だ。「私は納豆のようにねばり強い人間です」と決まり文句を連呼する”納豆学生”、「企業は教育の邪魔をするな」と叫ぶわりに、就職実績をやたらと気にする”崖っぷち大学”、営業のことを”コンサルティング営業”と言い換えてまで人材を確保しようとする”ブラック企業”――「企業と社会の未来をつくる行為」「学生個々人が未来へ向けて大きな一歩を踏み出す行為」であったはずの就職活動は、いまや騙し合い、憎しみ合いの様相を呈し、嫌悪感を倦怠感が渦巻く茶番劇に成り下がった。さていったい誰が悪いのか?>ということである。

 第5章に「マッチポンプで儲ける就職情報会社」という一節がある。私が就職をした35年ほどまえにはまだリクルート位しかこうした就職情報会社はなくて、面白そうなので一度リクルート社の会社説明会に行ったことがある。行って分かったのは、広告獲得企業名を紙に書いて張り出しているような広告営業会社の体質丸出しだったので、まるで入る気もなくて一回行っただけでもうやめたというところであった。これをしも、今の言葉では「ブラック」というのだろうか、とにかく「広告取ってきた奴がエライ」とばかりに名前を張り出したりする社風であった。でも、いまやリクルートも就職では優良企業の方に入っているのだろう。まあ、35年という時間はそれほどに永い時間の経過である、ということと同時に会社の在り方なども大きく変化するということだろう。つまり、就活していた時代と、それから30年ほど過ぎた時代、つまり20代前半から50代に至る間に、企業というものは如何に変化するものかということである。入社した時には「いい会社」だと思っていたものが、30年経って見たら・・・、ということは誰にもわからない。実は、だれも企業の30年先、40年先を考えて就活する奴なんていない、ひたすら20代の「その時」だけを見て就活しているのだ。

 であるならば、就職情報雑誌や書籍、就職情報会社の話を丸飲みして自己分析や自己アピールする学生やら、就職課をキャリアセンターなんて言い方に変えて何かやったと思っている大学やら、就職情報会社にまるでのせられてひたすら早期採用活動に突っ走る企業の側も、結局はみんながみんな、その状況を招いた自分の責任を忌避して茶番劇を演じているのすぎない。「この世の中が先行きどうなるか」なんてことは一切考えずにね。

 ということは、やはり「就活」も今の時代を写した合わせ鏡みたいなものかも知れない。いまの時代、自ら属するこの社会の先を考えて行動する人間なんてどこにもおらず、ひたすら「今どうすればトクか」という観点でしか物事を考えていない。要は、この社会自体が、みんながみんな「茶番劇の主人公」なのだから、その一部である「就活生」も「大学」も「企業」もみんな「茶番劇」の参加者であることは間違いない。

 まあ、みんなで茶番劇を楽しんで、この世の中がどうなるのか、行く末を楽しみましょう。

 

 

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