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2010年6月21日 (月)

『銀塩ライカが生産終了』って、ヤッパリ!

 アサヒカメラの7月号は毎年ヌード特集で結構売れているらしい。今年の7月号もヌード特集で、どれだけ増刷したかどうかは知らないけれど、今月の第一の見出しは『銀塩ライカがついに生産終了!?』だろう。

 記事の中のタイトルは『――M7&MP生産終了――銀塩ライカ「撤退」の衝撃』というものだ。実際は、M7とMPというアナログカメラだけじゃなくてS2というデジタルカメラも生産終了ということで、これからのライカはM9のライカ判撮像素子のデジタルカメラだけの生産工場になるということだ。まあ、注文生産でのアナログライカの製造はするようだけど。

 元々、24mmX35mmという、映画用の35mmフィルムをその2フレーム分を使って撮影部分として使用したのが、いわゆる「ライカ判」である。これは、その後の世界中のカメラの標準撮影サイズとして定着して、世界中のカメラメーカーがそのサイズのカメラを製作する100年があった訳だ。35mmフィルムはその後、大いなる発展を遂げて、つい最近にはかなりの大判のプリントにも耐えられるフィルムとして定着した。勿論、35mm以上の大判フィルムの存在はいまでも有効で、ブローニー判や8X10なども存在するし、その価値は今まで以上に高まっているともいえる。

 つまり、ライカ判の生みの親自身がついにライカ判を捨てたというのが、今回の「衝撃」なのだろう。

 しかし、そんなことは「いずれ来ること」であたのだ。多分、ライカとしてはM9で「ライカ判撮像素子」を実現したことで、自分自身の「ライカ判フィルム」への責任を果たしたというところなのだろう。

 ライカ社のアナログライカ撤退の理由が面白い。「もし、仮にMPの後継機を作ったとしても・・・事実上の競争相手は中古ライカになてしまい勝算はない」というものである。つまり、それだけ「我がライカはいいものを作ってきたのだ」という宣言でもあるのだろう。事実、「距離系連動、マニュアルフォーカス」ということではM7やMP以上の機材は出来ないであろう。というか、M3を作った時に既にその状況は見えていたのであり、その後のライカM2、M4、M5、M6、M7は、要はM2のすべて亜流なのである。良く出来すぎてしまったM3という悲劇がここにある。

「距離系連動、マニュアルフォーカス」という以上のことは、後は「オートフォーカス、オート露出、オート色温度調整」を「距離系連動」でやるしかない。「オートフォーカス、オート露出、オート色温度調整」は一眼レフで可能になった。しかし、「距離系連動」でこれの総てを可能にした機材はない。つまり、今後「距離系連動カメラ」でこれらの機能を完璧にこなせる機材は生まれないということなのだろう。要は、「距離系連動カメラ」の開発目標はなくなってしまったのである。

 あとは、ニコン、キヤノンなどの一眼レフメーカーがどうするかである。勿論、コダック、フジのフィルムメーカーもそうだけど。

 当面、35mmフィルムがなくなるというということは、当面ないだろう。つまり、それの一番のユーザーであるハリウッドは、いまでも35mmフィルムの世界であるからである。確かに、最近はCG映画やデジタルシネマが増えてきた状況はある。しかし、いまだにハリウッドはアナログ・フィルムでの画像保存が第一であると考えているのだ。要は、ISOで定められた基準に基づいて作られているアナログ・フィルムの世界は既に100年以上たっても、製作当時と同じように再現できるという素晴らしい状況なのである。これが、デジタルになってしまうと、マイクロソフトなのかアップルなのかLINAXなのかは別として、それらのOS自体が短時間で変化してしまい、撮影時点と同じような形で再現できるかどうかは、まったく保障されていないのだ。今でも、ハリウッドの裏山にはとてつもない広さの山をくりぬいたフィルム保管倉庫があるのだ。

 つまり、最低でもコダックは35mmフィルムを作り続けるんだろうな。で、いまや数少ないアナログカメラ・メーカーとなってしまったニコン、キヤノンは・・・。

 日本の警視庁は、証拠保全の立場から未だにアナログ・フィルムでの証拠写真を採用している。

 さて、どうなるのか。おまけに、アナログ・ライカの中古品(しかないことになるが)のお値段がこれからどうなるのか・・・。

 興味がつきない。

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カメラ・写真」カテゴリの記事

コメント

まろさんへ
確かに、S2までは書きすぎでした。
しかし、これでアナログライカの中古品市況は確実に変化するわけで、それがちょっとなぁ。今、MY BIRTH DAY LEICA Ⅲfを狙っているんだけど。

ライカS2は、出たばかりのプロ用の高価なデジカメですから、さすがになくさないと思いますよ。

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