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2010年5月 4日 (火)

牛の角突き小千谷場所

 5月3日は小千谷市まで『牛の角突き』を観てきた。

『牛の角突き』とは日本で行なわれている闘牛のことで、スペインなどの闘牛は「牛と人間」の勝負だが、日本のものは「牛と牛」の闘いである。もともと、岩手県の南部から、南部の特産物を運んで連れてこられた牛を農耕用に買い取って、新潟県の小千谷や山古志地方で育てた、その牛を闘わせたらどうだろうということで始まったようだ。遠く南部から何故牛に荷物を運ばせたのか。牛は道々の脇に生えている雑草を食べるので、カイバを用意しなければならない馬よりは連れてくるのが楽だ、というのがその理由であり、その牛を新潟で買い取ってもらえるならば、益々上手い取引だというのが、そもそも牛の角突きが新潟で始まった理由であるというのも面白い。

 同じような闘牛は、四国地方や沖縄、南西諸島などでも見られるが、新潟の牛の角突きの特徴は、「勝敗をつけない」という点である。これは牛の角突きは「神事」であり神事に勝負はそぐわないという説や、一度勝ち負けをはっきりつけてしまうと、その後、その牛は自分が負けた牛に対して闘争本能を持てなくなる、という理由があるらしい。まあ、人間のやる大相撲だって神事であるが、こちらははっきり勝ち負けを決めるわけで、それは俵藤太の時からそうであったわけなので、この「神事」だから勝ち負けをつけないという理由はあまり信用できない。やはり、「闘争本能」の問題の方が大きそうだ。

 ところで、この『牛の角突き』の由来はよくわかっていないらしい。しかし、『南総里見八犬伝  第七輯 巻之七 第七十三回」に犬田小文吾がたまたま小千谷に逗留した際に、主の次団太から牛の角突きの話を聞き、興味を持って闘牛場に行き、暴れ牛を抑えた話が挿絵付きで載っている。ということは、この『南総里見八犬伝』の舞台設定である室町時代に、牛の角突きが行われていたのかどうかは、『八犬伝』がどれほど時代考証を厳密に行ったいたのかどうかはかなり怪しいので、最悪『八犬伝』が書かれた江戸時代には行なわれていたと考えるべきであろう。今では、国の無形民俗文化財に指定されている。

 で、5月3日の小千谷『牛の角突き』は今年に入って最初の場所、初場所である。というわけで、神主の祝詞から始まった、最初の角突きであります。

 昨年は、山古志村の虫亀闘牛場の角突きには何度かいったのだが、小千谷の角突きは初めてである。山古志も小千谷も、いまでこそ小千谷市と長岡市に分かれているが、もともとは昔古志群二十村といい、今は二十村郷という言い方をしていて、もともとは同じ村々のかたまりだったようだ。しかし、昨年観に行った山古志の角突きに比べると、なんか今日の小千谷の角突きの方が闘牛の格が上のような感じがした。言ってみれば、地方巡業と本場所位の違いがあるのだ。虫亀に比べると小千谷の方が闘牛場としての格は上なのだろう。そんな感じのする、闘牛場である。もしかしたら、そんな比較が、こうした取り組みの格に関する印象までに及んでいるのかもしれない。

 5月4日、5日はその山古志村の、昨年、新たにオープンした山古志闘牛場(以前は池谷闘牛場と言っていた)で、引き続き角突きが開催される。虫亀闘牛場に比べるとかなり立派な闘牛場のようだ。

 5月5日には、この山古志闘牛場に行くつもりである。そのレポートはまた後日。

 しかし、こうした場所に日帰りで行こうという気になったのも、自民党の「高速休日1000円政策」のおかげである。もっとも、今日も行き帰りとも、ベタ込みだったけどね。

 

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