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2010年4月14日 (水)

今なら見ておけ「密約 外務省機密漏洩事件」

 毎日新聞の西山太吉氏の何度もの訴えに対して東京地裁は4月9日「国民の知る権利を蔑にする外務省の対応は不誠実と言わさるを得ない」として外務省の2008年の非開示処分を取り消し、文書開示の命令を下した。多分、外務省側としてはこれに対する控訴は行わないであろう、なぜならば現在の外務相は民主党の岡田氏であるからだ。

 2008年に東京高裁・最高裁での判断が出された時、つまりそれは「20年の除訴期間で請求権は消滅」という判断が出された時、西山氏は「司法が完全に行政の中に組み込まれてしまっている。日本が法治国家の基礎的要件を喪失している。」と語った。つまり、今年の4月9日に出された地裁判断も所詮は「行政に組み込まれた司法」の判断なのだろう。つまり、民主党の岡田氏がいたからね。今後、検察が控訴をして、その際に自民党が再び政権を握ったら、この司法判断もどうなるかは分からない。要は政権党次第なのだ、こうした政治絡みの判断はね。

 ということで、「今なら見ておけ」という映画が現在公開されている。『密約 外務省機密漏洩事件』(千野皓司監督/脚本長谷川公之/澤地久枝原作)である。1978年にテレビ朝日開局20周年記番組として制作・放送されたプログラムであるが、35mmフィルムで製作されていたこともあって、1988年に一度劇場公開され、今年、先の2009年4月9日判断を待って、4月10日から銀座シネパトス及び新宿武蔵野館で公開開始、その後も全国各地で公開予定である。

 まあ、映画を見てどう思うかは見た人の勝手であります。西山(映画では石山)役の北村和夫、女性事務官(吉行和子)、澤地久枝(映画では澤井久代)の大空真弓の芝居を観て、ああ若いなっていうのも感想の一つ(事実、私もそんな感想を持った)。日本政府がこうまでしてアメリカ政府にたいして「ひざまづき外交」を行ってきた事実に「怒る」か「悲しむ」かは自由。

 ネタを取るために、女と不倫関係になることをいとわないことに対するモラル絡みの判断を下すことも可能。

 ただ、ネタモトを明かしちゃったのはマズいだろうな、という気はする。これが、一番の問題だろう。それを明かさなければそんな裁判にもならなかったはずである。

 ただし、我々が知らなければいけないのは、要は、対米外交というものはこういう関係でしかありえなかったのだな、という戦後の日本の情けない姿である。

 たしかに、アメリカに負けたのは日本であるから、それは仕方のなことであるかもしれないが、それが戦後20年以上過ぎた時代、それもアメリカ経済がうまく行かなかった時にも、ずっと支えてきた日本が、そこまでアメリカに追随しなければならないのか、という思いがある。特に、最近の関係論で言ってしまえば、日本がアメリカを助けている部分もあるのだ(軍事的にではないですが)。別に、東アジアの防衛を日本に任せろという思いもある訳じゃない。しかし、なんでそこまで対米追従なんだ。

 従順右翼の自民党では仕方のないことかも知れないが、そうでもない民主党がどうなるのか、見極めをしたいですね。

 

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