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2010年4月20日 (火)

グーグルは最低2

 昨日に引き続き明石昇二郎氏の『グーグルに異議あり』について書く。

 要はグーグルが勝手に著者の許諾を得ないで行った書物のデジタルスキャンに対して、米国作家協会と全米出版協会が著作権の侵害であるという集団訴訟(クラスアクション)を起こしたのだが、それに対して「図書館の蔵書をスキャンしたのだからこれはフェアユースであると抗弁したのだが、結局「和解」という方法で「歩み寄った」グーグルは、その「和解」を世界中の著作者にも飲めというとんでもない要求をしてきたのだ。つまり、ベルヌ条約で世界中の作家もアメリカの作家と同じ権利を持つのだから、同じように了解しろというわけである。

 これを称して明石氏は「すわ「黒船襲来」かと思ってよくよく見たら、船に乗っていたのは「海賊」だった」と言う。まさに、アメリカでしか通用しない「フェアユース」と「クラスアクション」という法律概念を、そのまま世界中で通用すると思ったグーグルの姿は、まさに世界中の人がアメリカ語(英語ではない)を喋っていると思っている、世界の田舎者=アメリカ人そのものの姿だ。

 当然、これについては世界中から反発が起こって、例えばドイツはまさにグーテンベルグが印刷技術を発明して、それから600年経って、それが今日のインターネットの発展にまでつながった大元なのに、昨日今日世界に名をとどろかせただけの若僧が何を言うか、と法務大臣が一喝。フランスも同じように若僧の思い上がりに対して怒ったのである。

 結局、和解案は修正されて「米国の連邦著作権登録局に登録されている書籍か、米国・英国・カナダ・オーストラリアの4カ国で出版された書籍に限定する」となった。結果として、明石氏の正しさは認められたのだが、まだ問題は残る。

 明石氏の書籍が既にグーグルによって「著者に無断でスキャン」されたことに対する損害賠償である。つまり、日本風にいうと「送信可能化権」の侵害だ。はたして、明石氏はそこまでやるのだろうか。もしやるとなれば、その他の、明石氏と同様スキャンされた日本の著者も黙ってはいないだろう。それこそ「集団訴訟」で闘っちゃえば?

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