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2010年3月30日 (火)

ドアノーの写真集

 ロベール・ドアノーと言えば有名なのは「市庁舎前のキス<Le baiser de l'Hotel de Ville>」であるが、それ以外にも「Coco」とか、「ロミ店の中からの眺め<Le regard oblique (Boutique de

Romi)」でも有名だ。

 要は、フランス国民の(というかパリ市民の)日常を撮らえて充分にして重要な大事な部分を、撮影したきた写真家だということである。収録されている写真もドアノーの日常写真というか、あまり政治的な「トピック写真」はない。実はそうした写真も撮っているんだけどね。

 しかし、こうした姿勢というか、撮影方法が日本人写真家を迷わわせてきたのだろうな。要は、フランスに行けばなんとかなる、パリに行けばなんとかなる、パリに行けばドアノーみたいな写真が撮れる。しかし、パリに行っても所詮は東京にいる時と同じ写真しか撮れないのだ。写る題材が違うだけ。なんでそうなのだろう。

 要は、写す主体の問題なのである。東京で撮影しようが、パリで撮影しようが、問題は撮影している君の問題なのだよ。ただし、ドアノーは元々パリに在住していたわけだし、パリが彼に生活の基盤であったわけだし、いやでも「パリ」を撮影しなければならなかったのである。そこが大きい、だったら我々は東京にもっとこだわって撮影をしなければいけないんじゃないか。東京に世界でも見ない場所を探して、探して、探して撮影してみたら、それがどこにもない状況として写ることもあるかもしれない。そんな状況を探って毎日撮影行を繰り返すのが、スナップ写真家の性である。そうすると、そこには世界のどこにもない「東京の姿」が見えるのではないか。

 結果として、その写真は「世界のどこにでもありそうな」写真として認められることもあるかもしれないということなのである。

 写真なんて、いまやそんなものである。誰だって写真を撮れる時代なのである。そんな時代に、ライカで撮りました、ニコンで撮りましたと言ったって、撮った写真が携帯のカメラよりは力を持たなかったらおしまいでしょ。では、カメラ人種はどうしたらいいのか。

 難しいな。とかいいながら、毎日、ライカをもって出かける日々です。

 本は『ROBERT DOISNEAU』(Jean-Claude Gautrand/2003年/TASCHEN刊)です。

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