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2010年2月11日 (木)

ランスより別府、新城・・・

『ランス・アームストロング』(マット・ラミィ著/井口耕二訳/2009年7月刊/アメリカンブック&シネマ)を読んだ。

 2009年のランスのツール・ド・フランス復帰の最中に刊行された本である。しかし、幾たびか言われているランスのドーピング疑惑についてさほど触れているものではない。期待したのはそこだったんだけどなあ。1998年、フェスティナ事件という大量ドーピング事件がツールの最中に起きて、それ以来フランスではドーピングについて神経質になっており、そこにフランス人のアングロ・サクソン嫌いが重なって、特にツール・ド・フランスというフランス人の誇りのような大会で7連覇したアメリカ人ということで、特にフランスでは嫌われているのである。

 何事にも「やりすぎ」というところは嫌われるのであろう。特に、「敗者へのいたわり」という騎士道が生きているヨーロッパでは、余りにも強すぎて、プロトンを支配し、なおかつ「敗者へのいたわり」のないアメリカ式のやり方は嫌われる。まるで、どこかの国の「国技」で外国人があまりにも強いと、「ガッツポーズがよくない」とか「品格がない」とか言われて嫌われるようなものである。しかし、自国に強いプレイヤーがいなくて、その外国人の人気に頼るしかない状況の中で、「品格」もないだろう。「強けりゃいい」という発想でそのプレイヤーを雇ったのであるから、最後までその姿勢を貫くべきであり、ある時突然に「品格」を持ち出すなんてルール違反である。それまでの「弱い」プレーヤーばっかりの頃には「八百長」が跋扈し、その「八百長」だって「スポーツではない、国技だ」といってごまかしてきた国である。

 と、話がズレてきた。ランス・アームストロングのことである。要は「強けりゃ大丈夫」というアメリカ式の考え方はヨーロッパではなかなか通用しないということなのだろう。まるで、現在のネット社会のようなアメリカひとり勝ちといった構図は、アメリカでは許されるがヨーロッパではね。おまけにランスはアングロ・サクソンである。これがグレッグ・レモンというフランス系の選手だったらどうなのだろう。ランスほどには嫌われなかったのではないだろうか。

 しかし、一方でランスの出ないツールはどこか中心のないレースであり、ツール以外の各レースでは、主催者からランスに出走料が支払われたのである。つまり、「ランスがでる」というだけで観客は集まり、TV放映権料も上がり、それだけ各主催者にとってランスは大事な存在なのだ。ということもフランス人の「妬み」のネタになっているのだろう。特に、最近はフランス人ライダーでスターがいないからなおさらだ。

 昨年はアルベルト・コンタドールというランスの同僚が優勝し、ランスは3位に終わった。それは良かったのだろうか。ランスにしてみれば、やはり自分がチームの中心(エース)でなければおさまらないらしく、昨年のツール後の会見でコンタドールとの不仲について触れており、そのコンタドールとの確執はいまだに尾をひいているのだ。ウーム、そこまでやっちゃいけなんじゃないか。以前7連覇したといっても、それはあくまでも以前の話であり、昨年のエースはあくまでもコンタドールだったはずである。

 ま、今年は別のチームになったし、今年のレディオ・シャックは完全にランス中心のチームである。その辺は安心できるであろう。しかし、またフランスでは嫌がらせをされるんであろうな。

 まあ、そんなことはどうでもいい。むしろ我々の関心は、レディオ・シャックに加入した別府史之はツールに出られるのだろうか、ブイグ・テレコムの新城幸也はどうなるのだろう、ということである。初期ステージで大活躍した新城と最終ステージで敢闘賞を獲得した別府。はたして彼らが今年のツールに出られるか? ということの方が気になる。いやあ、我々日本人もようやくアメリカ人の人気に頼らずになって良かった良かった。

 ということで、私も自転車に載らなきゃ。もう、2か月もまったく乗ってないもんな。

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