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2010年1月27日 (水)

男と女の関係って・・・結局見えないところに進むもの

 男と女の結婚関係って何なんだろう。ひとつには子供を作って家系を残すというような、歴史的な(上ー下)関係論がひとつあるんだろけども、もうひとつは純粋なといっても言いのだろうか、要するに単純にこの女(男)と一緒の家庭を作りたいと思う(右ー左)、というのもあるのではないだろうか。その場合は、「結婚」という形式はなくてもいいんだろうけど。子供は、その結果でしかないというような。

 ということを考えさせる契機になるのがこの作品『100万分の1の恋人』(新潮社/2007年1月刊/1300円+税)である。

 主人公の「僕」は恋人の「ミサキ」と幼稚園からの関係の中で将来を考えるところまで行ったのだが、ある日そのミサキから遺伝性の病気にかかっている可能性があることを告げられ、ミサキ自身が将来的にその病に侵されてしまう可能性、そして彼らの子供もその病の可能性もあるということに、悩む。でも、でも「僕」は最後には・・・という話。

 純愛小説のジャンルに入るのかもしれない。しかし、基本的には、男と女の関係論なんてものは「要は、男と女って、所詮相手のことはよく分からずに、でも、出会った時の印象でくっついて、結果として子供も作るかもしれん、何をするかもしれん・・・」というところで一緒(カップル)になって、その結果に責任を負わざるを得なくなって、一生を終えるものなのだ。ということは、この作品の主人公も、相手が遺伝性の病気にかかっていても、その娘と結婚して、その後、子供が出来てどうするかということはわからないけども、とりあえず一緒になるんだろう、といことでメデタシメデタシ、という結末はわかっているんだけどね。

 むしろ、その後が気になる。

 まあ、それは小説の読み方ではない。この、ストーリーの中でどう読むか、ということで言えば、相手が遺伝性の病気であろうが基本的には「純愛」を貫いた主人公は偉い、ということなのだろう。ハンチントン病という耳慣れない病気にスポットを当てた点はさすがだと思うが、それ以外は、実に見事な「純愛」小説なのだ。おまけに「僕」と「ミサキ」は幼稚園からの愛情関係があるなんて・・・。スゴイ。

 というとこで、こうした「純愛」小説が好きな人には、オススメの作品です。

 ただし、新潮エンターテインメント大賞新人賞って、新潮社とフジテレビが出資している賞らしい。ということは本来ならば、映像化(TVあるいは映画)されてもいい筈の小説だが、この作品の場合、上記のハンチントン病にまつわる差別問題なんかもありそうで、フジテレビあたりは避けそうな感じですね。

 だから、小説で読め。特に○成生は。

 

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