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2009年12月21日 (月)

ほびっと 戦争をとめた喫茶店

「ほびっと 戦争をとめた喫茶店 べ平連1970-1975 in イワクニ」(中川六平著/講談社/2009年10月刊)を読んだ。

「ほびっと」の存在は知っていた。しかし、どんな人がいつからいつまでやっていて、内情はどうだったのかは、この本を読むまで知らなかった。

 著者 中川六平氏は同志社大学の学生で京都ベ平連のメンバーだった当時、岩国に反戦喫茶店を作る話が出て、なんとなく流れでそのマスターになってしまう。実際に「ほびっと」がオープンしたのは1972年2月、ベトナム戦争も末期になってからだった。1973年1月にはベトナム和平協定が締結して「ベトナム戦争」は終結。しかし、その後も戦火はカンボジアやラオスに拡がっていく。

「ベ平連」の運動は、当然このベトナム戦争終結をもって下火になっていき、次第に活動を停止させてしまい、その後、各自が独自の問題を求めて移っていったり、「普通の」生活にもどっていたりした。私自身について言えば、高校生のときにベ平連とは一緒に活動をしていたが、1970年に高校を卒業して、一浪し、1971年から大学生になった。反戦運動としては高校生でやりつくした感があり、大学時は映画評論などの文筆で政治活動の代償をしつつ、行動的にはノンポリを通していたわけだ。

 でも、その後もこうした活動を行っていた人がいたんだなあ、という感想をもつ。

 中川氏は1973年9月に大学に戻って、その後をつぐ人によって営業は続けられ、1975年11月に閉店するまで、3年9ヶ月にわたって活動を続けたのである。多分、当初は米兵と日本国民の接点になると思われ、また、反戦活動の費用も少しは稼げるかもしれない、というイメージではじめたのだろう(後者は私の想像)。しかし、海兵隊司令による立ち入り禁止措置もあり、毎月の営業は赤字つづき。

 この辺やら、ベトナム戦争の終結という最大の出来事が、「ほびっと」閉鎖のきっかけになったのだろう。まあ、もともと「運動」として始めた喫茶店の経営であるから、運動の退潮とともにその存在価値も薄れてくるものなのだ。

 実際、ベトナム戦後まで営業を続けていたことも驚きだ。

 一度、行っておきたかった。

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