フォト
無料ブログはココログ

Amazonウィジェット

  • Amazonおまかせリンク
  • おすすめウィジェット
  • Kindle

« ほびっと 戦争をとめた喫茶店 | トップページ | 突撃娘の見る夢は »

2009年12月23日 (水)

「そこが変だよ自衛隊!」PART1,PART2イッキ読み

「そこが変だよ自衛隊!」とそのPART2(大宮ひろ志著/光人社刊)をイッキ読みした。最初のが2001年10月刊、PART2が2002年12月刊なので、よほど最初の本の反響がよかったんでしょうね。いや、実際面白くて、2冊イッキ読みしてしまったのである。

 書いてあることは、いかにもありそうな自衛隊の裏話。著者の大宮氏は元自衛官(陸士長)なのだから、すべて実話だろう。ミリタリーオタクを自称する大宮氏ならではの、詳しい兵器に関する記述やら、ある意味、しごく当然と言える新人教育に関する考え方やら、自衛隊という組織の大きな問題点をついている。

 世界にも珍しい、「戦争をしないことを前提にした軍隊」である日本国自衛隊の話である。日本国内で最も大きな、そして最も官僚的で、最も「建前」重視の、役所である自衛隊の話である。我々は自衛隊というと軍隊というイメージを持ってしまうが、しかし、その実態は軍隊であるというよりも、役所であるというものに近い。つまり、「軍隊=相手を殺して自分は生き残る」という為の組織というよりは、「如何にして予算を使い切り、波風を立てずに過ごすか」「如何にして建前を通し本音を断つか」という組織なのだ。まあ、本音を言ってしまえば、「自衛隊なんてやめれば」ってことになってしまうしね。

 つまり、そういう観点に立って見れば、「どう考えても戦争で使えない武器を使うのか」「戦争になってしまえば使えない作戦をどうして変えないのか」「こんな新兵でいいんですか」といった疑問もすべて払拭。すべては日本式「政=軍=産」の三位一体の為なのだ。その為に、世界でもトップクラスの国防費を使い、でも世界のどことも交流を持たない(アメリカとはありますがね)、装備にかける費用は大きいんだけど、でも戦争をやったらまず最初にダメになりそうな軍隊が自衛隊なのであります。

 まあ、こういう軍隊を持っている限りは、日本から海外に戦争を仕掛けるなんてことはないだろうし、国外から攻め込まれても軍備で対抗なんてことにはまずならないだろうから安心なのだけど。

 最近、田母神俊雄氏の騒動のころからか、あるいは防衛庁が防衛省になったあたりから、「自衛隊は結構強い軍隊なのだ」という論調が出てきている。え~、そんなことはあり得ないでしょう、というのが私の感覚だし、この本を読んでみると、まさにそういう感じがしてくる。

 要は、自衛隊は国のオモチャでしかない、というところなのだろう。もっとも、こうした不景気になると、入隊希望者は増えるだろう。

 まあ、こんな自衛隊でもって国外に侵略することを考える政治家が出ないことを願いますがね。ふたつの意味で。

« ほびっと 戦争をとめた喫茶店 | トップページ | 突撃娘の見る夢は »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549500/47095856

この記事へのトラックバック一覧です: 「そこが変だよ自衛隊!」PART1,PART2イッキ読み:

« ほびっと 戦争をとめた喫茶店 | トップページ | 突撃娘の見る夢は »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

PEN PEN チョートクカメラ日記

自転車フォトグラファー 砂田弓弦

シュクレはお留守番

アローカメラ&我楽多屋

まだ東京で消耗してるの?